2010年06月08日
2010.5.29 MSA Muaythai Premier League
2010年5月29日、イギリスのロンドン、ExcelアリーナにてMSA Muaythai Premier League が開催されました。ブアカーオ選手はジョーダン・ワトソン選手と試合を行い、判定勝利を収めました。
2009年07月18日
プラムック会長、ジュードトレーナー、ブアカーオ選手 試合後インタビュー
7月13日(月曜日)の試合後のプラムック会長、ジュードトレーナー、ブアカーオ選手のインタビューです。
プラムック会長
----今回の試合はどうでしたか?
「今日のブアカーオはティープ(前蹴り)とジャブ、膝で、ジュードの指示どうり動いていた。ニッキーは何もできなかったんじゃないかな。試合内容には満足しているよ。」
--次回の対戦は、サワーということになりましたが、
「サワーにはムエタイの技が有効だ。彼はいい選手だけど、ブアカーオが本来の調子をだせれば問題ないよ。」
--もうひとブロックには、山本選手、話題のペトロシャンがいます。
「ペトロシャンが勝つだろう。彼は、とても頭のいい選手だね。ブアカーオとは、フィフティーフィフティーだと思う。あと、魔裟斗は強いね。」
「K-1で戦って6年くらいになるけど、今、ブアカーオに本当に感謝しているんだ。ダム(ブアカーオ)がこのジムを世界でも有名にしてくれて、今では、世界中からたくさんの選手が練習にきてくれている。もちろん日本の選手もきてくれるよ。彼と彼を育てたジュードに、ありがとうといいたい。」
ジュードトレーナー
---今回の試合、お疲れさまでした。
「ジャマイカでの試合のあと、ジムに帰って3日くらいしか練習できなかったが、ダムは指示どおり動いた。内容には満足している。ニッキーは、まだブアカーオに勝てる選手ではないよ。」
(試合のブアカーオの動きを満足そうに真似て見せる。)
「今年はダムをチャンピオンにするよ。サワーはまったく怖くない。パンチがうまいが、ムエタイのテクニックをたくさん使って最後はハイキックでしとめるさ」
「山本とペトロシャンでは、ペトロシャンが上だろう。ペトロシャンはいい選手だけど、蹴り合いでブアカーオに勝てる選手はいないよ。ノンタナン(ポープラムック。ジュード氏の弟子)に負けているし、ブアカーオも一度、戦っている。ペトロシャンが優勝候補らしいけど、ブアカーオのほうがテクニックは上だ。彼と対戦する事になったら、驚かしてやるよ。」
「今日の魔裟斗の試合?相手はムエタイ(キック)の選手じゃないんだろう。感想なんてない。充分に準備ができれば、ダムに勝てる選手はいない。魔裟斗だって、問題ないさ。」
ブアカーオ
---試合の後は何をしましたか?
「試合の後は、タイ料理を食べに行って、ぐっすり寝ました。インタビューやパーティーでちょっと疲れたけど、パーティーは本当にたくさんの人がきていてびっくりしました。」
---今回の試合の感想は?
「ジャマイカでの試合のあと、あまり練習する時間がなく、パワー不足だったので、ムエタイの技を使って相手の攻撃をもらわず、勝つ事に専念しました。ジュードの指示どおりです。」
--次回はサワー戦ですが。
「(ニヤリと笑い)問題ありません。」
--ペトロシャンと山本は?
「問題ありません。ペトロシャンが話題みたいだけど、全く問題ないですよ。」
---田舎(スリン)には帰りますか?
「ずっと田舎に帰っていないけど、今回も帰れません。お父さんにはジムに会いにきてもらおうかと思っています。トレーニングをして、リラックスして、あと、お寺にいってこないといけません。」
---ファンになにか
「僕を応援してくれている皆さんが、タイの国旗を会場に飾ってくれます。ここは日本なのに、本当に嬉しいです。とにかく今年はチャンピオンになって、応援してくれる皆さんの期待に応えたいです。練習をたくさんして、試合に勝ちます。ありがとうございました。」
2007年10月07日
VS. 魔裟斗選手 世界決勝トーナメント
10月3日に行われたK-1MAX世界決勝トーナメント後のレポートです。
「今回、ポープラムックジムでは、以前からお伝えしている通り世界タイトル2連戦となった。9/30に行われたボクシングWBO世界タイトルマッチで、ポンサワン選手は微妙な判定で、タイトル奪取を逃している。敵地での判定ということで、ブアカーオ陣営は今回のMAXでの判定においても警戒感を強めていた。というより、タイ国全体でそのような風潮になっているのだ。
プラムック会長、ブアカーオ、ジュードコーチの3者による試合直前の作戦会議においても、判定を警戒する発言が多かった。今回陣営に帯同したタイ専門誌の記者からも、判定に対してとても心配を見せていた。過去に、ブアカーオは微妙な判定と取られた試合が多かったが、ムエタイに関わってきた人々からすると、それら全ての試合がブアカーオ選手の圧勝に映る。
今回の試合後、なぜ以前の様に前蹴り、ミドル中心で行かないのかとの質問をよくされる。試合前もセコンドの在日タイ人、JACK氏を始め、現在のパンチ主体のスタイルでは危険だ、距離をとれという忠告を直接行ったが、はっきりしたかたちでの勝利を第一に考える陣営としては、前蹴り、ミドル中心のスタイルよりもパンチとローキックでKO,あるいはダメージポイントを稼ぐ戦法を選択した。
敗戦後のブアカーオ選手は、まず応援してくださった多くのファン、関係者に謝っていた。また来年のタイトル奪回を、早くも目指すとの力強い言葉が聞かれた。異常な程負けず嫌いな彼なので、試合後の悔しがり方は尋常ではなかった。十分な休息をとった後、必ずタイトル奪回に向け走り出すので、皆様変わらぬご声援を、よろしくお願いいたします。」
2007年09月10日
2007年8月29日 ルンピニースタジアム ポープラムック主催興行
2007年8月29日にルンピニースタジアムで行われたポープラムック主催興行レポートが届きました。
「8/29に、ブアカーオ選手所属のポープラムックジム、プラムック・ロチャナタン氏が主催する興行がルンピニースタジアムで開かれた。
メインには、ムエタイ界NO.1のスーパースター、センチャイ選手が出場する。対戦相手はラジャダムナンスタジアムでムエタイ最強ハードパンチャー、アヌワット選手と激闘をくりひろげている、ジョムトーン選手だ。センチャイ選手とジョムトーン選手の初対決が賭け師の血を騒がせたのか、スタジアムは前座の第1試合前から超満員となった。
一番最初の国際式ボクシングに、ポープラムックジム所属のサイチョン選手が登場した。サウスポーのサイチョンは序盤から右フックを強烈に浴びせ、6Rに、スコンと左ストレートをあごに決め、失神KO勝ち!! 見事な試合ぶりで、会長曰く10月にでもアジアのタイトル(ABCO)に 挑戦させるそうだ。
しかしこの試合が興行の流れを決めたのか、その後もムエタイにはめずらしいKOの連続だった。ブアカーオ選手も、後輩選手に懸命にアドバイスを送ったが、残念ながら、他の2人の出場選手は両方とも負けてしまった。
メインの試合は、お互い初対決なので様子見からセンチャイがトリッキーにしかけるが、4R半ばまでジョムトーンが堅実に受けて返し、多少有利だった。しかし後半センチャイがきれいにミドルを入れ反撃、僅差でセンチャイが勝利した。
センチャイ選手の試合は初めてムエタイを見る方にもわかりやすく、ぜひおすすめだ。次回の興行日程はまだ未定だが、興奮して試合の応援をするブアカーオの姿はここでしか見れないので、ぜひご来場をおすすめします。」


2007年04月10日
VS. アンディーオロゴン選手
ポープラムックジム スタッフM氏より、レポートが届きました。
「今回、ブアカーオ選手は試合の3日前、4/1朝に来日した。非常に元気な様子でリトアニア遠征からの疲れなどはみじんも感じさせない。ただ、今回記者会見用のスーツを持ってくるのを忘れて来てしまった。靴下を忘れたり、ネクタイを忘れたり、意外に慌てて忘れ物を毎回してくる。
試合前の公式行事以外はアンディ・オロゴン選手の試合映像を繰り返し見ていた。他の日本人ファイターと比べ、なんら遜色のない強い選手との感想を言っていた。プラムック会長は、伸びてくるパンチ、特に右ストレートやロングのアッパーに警戒をするようアドバイスを送っていた。
今年から試合前のマッサージやセコンドをお願いしている綿引氏によると、そこまで疲れが溜まった状態でもないので素晴らしい試合が期待出来るだろうとのことだ。 また、夜にはは自作の歌詞を歌ったりなどしてリラックスを図っていた。大変上手で歌いなれた様子で気持ちを込めてバラードを熱唱していた。
計量はさすが数百戦試合した実績があるだけに69.9キロで通過した。3日間いちども秤に乗らず、それで試合前は心配するそぶりも見せずこの結果はただただ驚きだ。体調、体重管理は完璧である。
なお、1部メディアにブアカーオ選手が60秒KO宣言したかのような記事があったが、それはあくまでもアンディ選手が言ったことに対する返答として言ったことであり、アンディ選手を軽く見て言ったコメントではないことを両選手の名誉のため付け加えておきます。

今回は試合前の控え室の雰囲気がピリピリしていた。欧米の選手からのグローブに関するルール確認が相次いだのとK-1審判団がバンテージやグローブ、ファールカップの装着に関しより厳格に確認を取るようにしたためであろう。
試合はKOを期待されてることを十分理解していたためか、多少強引でらしくないところもあったが、本人としては満足いく内容で、またアンディ選手のパンチも強かったと認めていた。今まで以上に、力強さを見せることの出来る内容だったと思う。試合後すぐにアンディ選手が控え室を訪れた。「俺なんでこの試合に負けたのか、理由が知りたいよ。なにが悪かったの?」とのことだ。それに対しブアカーオ選手は、「私が勝った、あなたが負けた、それだけだ。私が負けたら、あなたが勝っていた。」と、禅問答のようなコメントで返した。アンディ選手は、その後すぐに兄のボビーさんになぜか日本語で「よくわかんねぇこと言われたよ。」と言っていた。素の部分でもテレビ、メディアのままなのだと再確認できた。
なお、試合後の深夜にに食事に出かけるとHIROYA選手親子とばったり遭遇した。ふたりで写真撮影後お父さんからいずれ試合をしたいと目標?抱負?あるいは挑戦宣言?をおくられた。大変好感もてる、また素晴らしい実力ある選手で、これからの格闘技人気の巻き返しの中心となる選手なので、横道にそれずにぜひ頑張っていただきたい。」

2007年02月18日
VS. Tsogto "SHINOBU" Amara選手
今回の来日時、ブアカーオ選手が一回り大きくなっていたことにまず驚かされた。聞けば体重は70キロを軽く超えているとのこと。背中と肩の筋肉が2回りは大きくなったようだ。昨年までのブアカーオ選手は、試合直前にタイでの練習直後で67キロ。日本に来て試合直前は練習しないので68キロくらいになり、これはあまり知られていないが公開計量直前にたっぷり朝食を採るのでそれで69キロ超になっている。それに較べ今回は朝食を抜いて69.5キロ。昨年よりも単純計算で1.5~2キロの増量で、昨年と同様かそれ以上に徹底した規則正しい練習と休養をとってのこの筋量アップだ。

試合前に盛んに言っていたのが、今回は無理してKOは狙わず前蹴りで離して戦うということだ。アマラ選手については過去にブアカーオ選手本人が対戦経験のある小林戦や最近のシュートボクシングの菊池戦などのビデオを何度もプラムック会長とジュード先生の3人でチェックしたそうだ。
また、なぜかアマラ選手が昨年のタイ国での大イベント・ムエマラソンの優勝者であるゴーンピポップ選手に勝ったと誤って伝わっていたらしく、(実際はアマラ選手の敗戦)かなり相手の特徴を細かく想定した練習を行ってきたそうだ。
ただ、試合前の不安要素が日本到着直後からかなり寒がっていたことだ。暖房を入れすぎて部屋が乾燥する為、ホテル側に頼み加湿器を入れてもらった。試合は本人的に全くイメージ通りに動けず、あまり納得していないようだった。今回は十分な練習を積んでいたのに、来日後と控え室の寒さの影響なのかな?とのことだった。今回の試合も左足の親指を試合開始直後に痛めてしまい、前蹴りはほとんど出せなかった。相手のパンチのタイミングに合わせていい形でヒザが入りダウンを奪えたが、その後少しラフな展開になってしまい、今回直接セコンドをしていただいた会長よりもっときれいに戦えとの指示を受けた。
試合終了直前のノーガードでのディフェンスに記者会見で質問が及び、余裕があったためとの答えがあったが、これには補足説明が必要だろう。ムエタイでは、試合終了直前にあのような動きを見せたり、終了後に判定を待つ間腕立て伏せをして見せて自分に余力があることをアピールすることがよくある。そのような意味であのような行動に出たのだ。結果無難に勝ちはしたが、本人としては必ずしも納得の行く結果ではなかったようだ。次の試合は3月中旬のリトアニアでの試合だ。一層猛練習を積んで挑むことであろう。

2006年09月04日
VS. 宍戸宏樹選手
2006年9月4日 有明コロシアム 第5試合目。 MAX史上初2冠王者、ブアカーオ。6月30日の世界一トーナメントでは彼の磨かれたパンチが多くのファンを圧倒したことは記憶に新しい。

今回の試合では「ムエタイの技の美しさをファンに見せたい」と語ったブアカーオ。沸きあがる歓声の中、ファンはこの日再び彼の強を目の当たりにすることになる。
開始直後、積極的に攻め続けた宍戸選手の攻撃をかわし左フックにあわせたカウンターで見事K.O.
勝負は1R15秒で幕を閉じた。K-1 MAX史上最強という名をまさに証明した結果となった。
2006年07月01日
2006 WINNING THE CHAMPIONSHIP!
2006年6月30日、 K-1 WORLD MAX 2006 ~世界一決定トーナメント決勝戦~、第4試合。ブアカーオVS.佐藤選手。この試合は、「蹴り」主体の攻防戦となり、手数の多さで「佐藤選手が有利」と各メディアは報じた。 しかし、ブアカーオはみごとパンチで佐藤選手をK.O。彼らの予想を大幅に裏切る形で決勝戦の幕が開くことになる。

振り返れば、ブアカーオは本来パンチが苦手だったわけではない。今まではパンチ主体の試合の組み立ては必要なかった。もし、唯一あるとすれば、2005年のK-1 World MAX 世決定トーナメント決勝でのVS.サワー選手だろうか…2006年4月5日のVS.カラコダ選手で、元ボクシング世界チャンピオンのパンチのプレッッシャーの中での試合経験がブアカーオのパンチをより強いものにするきっかけになったのだといえるのかもしれない。これまでの試合を見ても、まともにパンチを受けてのブアカーオのダウンはVS.クラウス選手での1度しかない。とはいえ、彼はすぐに立ち上がりダメージは全く見られなかった。何故かブアカーオは「あごが弱い」などと試合中でも言われがちだがそれはまったくの誤解である。パンチが当たらないのは彼の並外れた動体視力と400戦以上のムエタイの試合から得た身体能力にあるといえるだろう。今回のブアカーオの優勝で彼がキックのみならず、パンチでも超一流であることを証明したことは確実ともいえる。