■POR.PRAMUK GYM
BUAKAW'S TRAINER, Mr.JUDE
ブアカーオ選手が15,6歳の時にポープラムックジムにやってきて以来、彼のトレーニングや戦術について一貫してプラムック会長と共に指導しているのが、恐らくみなさんにもセコンドとしておなじみのバンルイサック(愛称:ジュード)氏である。
彼は現役時代トップ選手としてルンピニーやラジャダムナンスタジアムの王座にそれぞれ挑戦したり、偉大な9冠王者として有名なチャモアペット選手と5分の対戦成績をのこしている。トレーナーとしてのこれまでの実績も全く見劣りしていない。ポープラムックジム所属の何人もの名王者達を育て上げ、そしてなによりブアカーオ選手を育て上げた、まさに名選手にして名トレーナーである。

ポープラムックジムは選手数が少数なジムである。いくらタイにおいて重量級選手が豊富な方とはいえ、つねに65~70㌔前後あるブアカーオ選手にぴったりなスパーリングなどの相手がいる訳ではない。
しかしブアカーオ選手の試合を見て、練習相手に不自由してるようには全く感じられないはずだ。それはジュード氏が完全に対戦相手になりきり本気でガチガチに行うスパーリングと同様にミットトレーニングを行わせることが出来る、稀有な技術を持ったトレーナーであるからだ。
往々にしてタイのムエタイ関係者は対戦相手の研究を自分達の技術に自信があるために怠る場合が多い。ところが、ジュード氏は普段のおちゃらけぶりとは正反対の真剣な表情で食い入るように映像をチェックする。
それからは、自身の経験に裏打ちされた的確な眼で相手の対策と練習法を選手に実行させる。選手はジュード氏の指示通りにミットを打ち、その通りに本番に動くことができれば勝利することができる。
実際昨年のK-1MAX決勝前の6月の練習では、佐藤選手の前蹴り、ヒザ蹴りに対してパンチやローキックを倒すことのできる角度で当てる練習まで事細かに繰り返していた。
また昨年のルール改正に対応した新戦術で関係者・ファンを驚かせたが、これも同じく驚くほど的確な分析能力をマッチメーカーとして持つプラムック会長と相談の上、ブアカーオ選手にそれ用に特訓を行わせた結果だ。
ジュード氏とブアカーオ選手のミットトレーニング時のブアカーオ選手の動きは会場やテレビで見るMAXの時の動きそのものだ。 また、ジムのチーフトレーナーとして厳しく選手を引き締めたり反対にリラックスさせたりと、雰囲気作りもとても上手だ。

<< 前の記事 | トップページ | 次の記事 >>






